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18番発電所 TOP  >  2014年06月

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あやつり殺人事件

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 PURPRINさんのゲムマ春新作同人ゲーム。名前から分かる通り、ブルーノ・フェドゥッティの名作あやつり人形のドラフトルールをエンジンにして、あやつり人形のもっともホットなやりとりであるところの「暗殺者のピックとその回避」にフィーチャーしたゲームである。
 そもそも、本家のあやつり人形の暗殺者はトップ目を叩いて均衡を取るもので、基本的にゲームの終了を遠ざけるものだ。なので、収束性の観点から言えばあまり筋はよろしくない。
 このあやつり殺人事件はそこを明快に暗殺者が当たれば得点(「斬」の得点システムに近い)としたので、本来は下家の仕事として擦り付けられる暗殺者の仕事を明るく楽しくこなせるようになったのだ。1ゲーム30分程度で終わり、収束性は段違いに高い。ドラフト特有のダウンタイムはあるにせよ、それは会話と推理、互いの顔色を読み合う駆け引きを楽しむ時間で、ここもあやつり人形の長所だけを引き継いだような印象がある。
 ゲームは想像以上に面白く、今回のゲムマ新作のレベルの高さを感じた。ただ、若干カードの効果が乱暴でディベロップ不足を感じなくもない。最適な人数は5人かなあ。
 テキストがカードに記載されていないのでプレイアビリティもあまり良くない。ただ、カードに記載があっても全カードの一覧は欲しくなると思うので、現状の形でもあまり変わらない気もする。うーん。

 で、このゲームの頒布数は相当少ないとは思うのだけど、その少数の人にしか通じないであろうこのゲームの基本的な戦略を書く。備忘録以外の何物でもないw

 基本的にはキルチップ3枚を獲得するのが一番勝ち筋として現実味がある。人数が多いほどライフチップ喪失による終了トリガーは引かれづらくなるし、独裁者への誤爆はこれまでの経験上極めて少ない。
 ちなみにプロモカードの呪われた少女はここでは触れない。闇医者→呪われた少女の最速2ターン勝利がありうるのでちょいとバランス的によろしくない。特に6人プレイでは後述の殺人鬼もヤバいので、呪われた少女と殺人鬼、両方を過たず狙い撃ちするのは難度が高すぎるのではないかなあ。
 で、殺人鬼。6人プレイでは一気に3人を殺して勝利することができるので、6人プレイではまず仕事をさせて貰えない。
 殺人鬼を封じるためにはこのラウンドで殺人を起こす必要があるのだけど、基本的にはテロリストが生存していればOK。テロリストが独裁者を引き当てない限りは殺人鬼の効果は発動しない。
 ただ、このゲームで一番キルチップを取りやすいのがテロリストでもあるので、これを放置するのもヤバい。ということで暗殺者のターゲットは基本的にテロリストになる。テロリストが死ねば殺人鬼の出番もなくなるしで一石二鳥だ。
 暴力警官も同様にテロリストを掣肘する立場にある。ただし、こちらは殺害対象が暗殺者と被った場合、暗殺者が優先するルールなので、できれば違う標的、殺人鬼本体を狙いたい。もしくは暗殺者を狙うか。
 難しいのが悪徳探偵で、チップを稼ぐだけなら普通に暗殺者を後追いすればいいのだけど、下手にそれで殺人鬼が発動すると目も当てられない。これはテロリストが落ちてて暴力警官が指定をミスった場合にありえる。これで暗殺者の暗殺を失敗させると殺人鬼が発動してしまうのだw 悪徳探偵は時にはガードを無駄撃ちせざるを得ない場合もある。

 独裁者、闇医者は地力で得点を取るキャラじゃないので人気薄。独裁者は要は王様なので次ラウンドの得点機会が増えるのが大きいと言えば大きい。闇医者は放置するとライフチップが際限なく増えていくけど、だからどーした、という感じでもある。

 とまあ、そんな感じで、特に6人だと暗殺者のテロリスト狙いが鉄板なのでちょいと選択肢の幅が狭い気がしなくもない。ただまあ、選択肢の幅が狭いとは言っても人気通りにピックすると刺されるのはあやつり人形と同じだし、肝心要の標的が落ちていることもあるので、そこは敢えて外す選択も意味を持つ。ので、これはこれでいいんでないかなあ。
[ 2014年06月18日 23:53 ] レビュー・感想 | TB(0) | CM(0)
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