18番発電所

ボードゲームのことを書くよ

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寄稿:マスクドちゃぶ台の「ぼくはこう見る2017年のSdJ戦線」

 全世界2700人のSdJ予想ファンの皆様、こんばんは! SdJ予想家マスクドちゃぶ台です! 今年も発表までの2ヶ月を「いやー、オレまだ候補作全然遊べてないわー」と言いながら過ごす季節がやってきましたね! 今日は友人の円卓P(「六次化農村」出版おめでとう!)のブログに今年のSdJの見通しについて寄稿させて頂きます!
 さて、遡ること1ヶ月前! 既に機は熟した! もはやSdJ予想になんら障害はない! と声高らかに予想をぶち上げた我々の勇姿がこちら! 

https://www.youtube.com/watch?v=4YFjlfWTKkM

 結果、K d J 全 滅 。えー、ノミネート発表から明けて1日、私自身は既に敗戦ムード漂う感がありますが、己の魂(脱出ゲーム嫌い)に殉じた男たちの骸を乗り越えて、皆様は正しきSdJ予想道を邁進して頂ければ幸いにございます。

 ちなみにぼくの予想はSdJ「キングドミノ」「センチュリー:スパイスロード」「ワードスラム」、KdJ「コテージガーデン」「ファーストクラス」「ヴァレッタ」でした。
 「センチュリー:スパイスロード」は面白すぎましたね! あれはSdJは無理なレンジのゲームですよ。でも、ノミネートまではワンチャンと思ったんですけどねー。
 「ワードスラム」が推薦リスト入りしてたので予想屋としてはなんとか生き延びた感じです。ホントか?

 KdJはね…… 粒が揃いすぎていたので難しかったんですよお。「コテージガーデン」も割と渋々選択した気持ちがありまして。というかハンスがカスってもいねえとかどういうこったよ!

 ロシア鉄道をカードゲームサイズのボリュームに圧縮した「ファーストクラス」!
 最近なぜかお盛んなドーラのデッキ構築「ヴァレッタ」!

 ハンスのこの2作品はいかにもKdJに的を絞ったボリュームと前評判で「今年のハンスは隙がない!」(……こともないかな、やっぱカードゲームって辛いんじゃございませんか?)という、ハンス史上稀に見るハイレベルの二頭出しではあったんですが、これがどちらも推薦リストにすら引っかかっていないとなると、うーん、「マルコポーロの旅路」以降のハンスはどこか選考委員会にそっぽを向かれているのか善戦はするけど突き抜けない感があります。去年の「ダイナスティ」だって有力ではあったのよ!(予想に挙げた人は語る)

 SdJは逆に候補作が挙げられないというか、こっちは粒が小さくて難しかった感がありますね。話題作も色々あるはあるんだけども、流通が弱いんじゃないか、というタイトルがちらほらと。
 特に非ドイツ産のゲームがドイツの賞を受賞するにはドイツ国内で安定した供給が果たせるかが重要なポイントとなります。例えば去年のSdJ受賞作「コードネーム」はチェコゲームズエディション製作のゲームですが、ドイツ語版の流通はハイデルベルガーが担当しておりました。
 さて、近年そうした他国のゲームを精力的に引っ張っているのがペガサスシュピーレで、最近のペガサスはかなりの勢いで多方面に手を出しています。最近の話題作で言えば、エッガートの「グレートウェスタントレイル」はもちろん、「キャプテンソナー」、「マジックメイズ」、「コテージガーデン」、「キングドミノ」辺りがペガサス担当分です。「コテージガーデン」はドイツ産のゲームではありますが元のパブリッシャーがシュピールウィーゼというゲームカフェなので流通面でタッグを組んだという感じでしょう。
 そうしたwithペガサスのタイトルがSdJ戦線でどれだけ存在感を示すのかは今後のSdJ予想でも重視すべきファクターとなるでしょう…… まあ、それは来年以降の話ですね。

 さておいて、ノミネートされたタイトルを見てみましょう。

SdJノミネート
キングドミノ
マジックメイズ
エルドラドへの競争

KdJノミネート

脱出:ザ・ゲーム
Raiders of the North Sea
テラフォーミングマーズ

 と、なりました。とりあえず「キングドミノ」がノミネートされてホッとしました! プフェファークーヘルでは十分な得票が得られなかったこのゲーム、ドイツの目の肥えたゲーマーからはややもすると手応えのなさすぎるゲームと映ったのではないかと思われますが、近年のSdJにおいてはそれが強みでもあり弱みでもあるというのがぼくの考えです。
 近年のSdJ受賞作はプレイ時間の上限が30分程度と、以前にも増して軽量化路線を進めている印象がありまして、例えば2015年の「コルトエクスプレス」なんかは遊んでみると満足感よりも物足りなさが勝るタイトルではあります。でも、この物足りなさ、もう1回遊んでみたいな、と思わせるような手軽さが昨今のSdJでは求められている感がありまして、そうしたプレイフィールの代表作となるのがやはり「キングドミノ」であることに異論はないでしょう。

 同様のことは「マジックメイズ」にも言えると思います。このゲームは「ハイパーロボット」だったり、SdJ関係で言えば「コンセプト」のような、全員で答えを探すタイプのゲームですが、さらに「花火」のような協力関係をプレイヤー間を持ち込んだところに捻りのあるリアルタイム協力ノー相談ゲームです。
 プレイ時間の額面は3-15分となっていて、さすがに3分では終わらないだろうという話ではありますが、それでも手軽さでは「キングドミノ」に引けを取りません。ペガサス流通とは言え、流通面での弱さが若干見て取れるのでそこがウィークポイントではありますが、新規性では勝っている部分もあり(SdJは新規性を結構評価します)、こちらも受賞の可能性はあると思われます。

 最後に「エルドラドへの競走」。クニツィアがSdJに絡んでくるのは、えーと、調べてみたら2013年の「ロンド」以来ですね。あー、そんなのもあったね。
 このゲーム、プフェファークーヘルでも結構いい評価を得ていまして、予想に「ヴァレッタ」を入れるか「エルドラドへの競争」を入れるかで迷ったところがあったんですが「クニツィアよりはドーラかなー」という理由にもならない理由から二択を外した次第です。ともあれノミネート作3作の中では最も王道のゲーマー好みなゲームと言えるでしょう。(ちなみにプフェファークーヘルでは「マジックメイズ」49点、「エルドラドへの競争」47点と評価は僅差)
 が、SdJノミネートの中で最もゲーマーの好むゲームは受賞できない、というジンクスというかパターンがここ数年は構築されていまして、例えば去年の「イムホテップ」、2015年の「街コロ」、2014年の「宝石の煌き」と、王道路線のゲームは苦戦を強いられている印象があります。
 コンポーネント的には一番見栄えのよいのがこのゲームでもあるので、そこは強みではあるかな。出版がラベンスバーガーというのも○。
 でも、去年コンポーネントショボショボで疑問視のあった「コードネーム」があっさり受賞しちゃったところを見るとさてどうなのかなというところはあるんですよねー。

 「コードネーム」との絡みで言えば、去年の「コードネーム」がドイツゲーム界隈にどれだけ利益を落としたのか、という点を抜きにSdJを語ることはできません。というのは初めて小箱ゲームとしてSdJを受賞した「花火」の年、ボードゲーム売上は昨年を下回ったという話があったんですね。(参考リンク:http://www.tgiw.info/2014/01/germangames2013.html) これ以来、小箱ゲームのSdJ受賞はやっぱり冒険だったなーというコンセンサスが生まれたっぽい気配がありまして、ちなみにその翌年の大賞は大箱の「キャメルアップ」だったりします。
 さて、去年のドイツボードゲーム市場は前年比1割増と好調でした。(参考リンク:http://www.tgiw.info/2017/01/spieleverlage_2016report.html) なので「コードネーム」はそれほど単価の大きいゲームではないんですが、それはさほどデメリットにはならないぞ、というコンセンサスがこれで生まれたのではないか、と推測できるわけです。
 となると、低額の「キングドミノ」や「マジックメイズ」にとっては追い風。そして「キングドミノ」は更なる秘策を隠し持っています。
 それが「キングドミノ」豪華版。予定されている日本語版では定価8000円にもなろうかという巨大「キングドミノ」は、まさに年末商戦を視野に入れた戦略商品です。パブリッシャー側のSdJ対策も年々巧妙になってきた感が窺えますね。

 蛇足ですが、日本語版の販売元であるテンデイズゲームズのタナカマさんは当然この「キングドミノ」豪華版の話は知っていて、実はぼくもそれをタナカマさんから聞いていたんですが、それにも関わらず「でもキングドミノは単価が安いから~」みたいなことをテンデイズTVで話し始めたので「この人はやることがエゲツねーなー!」と密かに思っていました。その時のマスクマンのなんとも言えない表情を皆様ぜひ録画で御覧ください。

 とまあ、そんな感じでやはり「キングドミノ」大本命の構図は変わらないのではないでしょうか。しかしちょっと気になるのが「協力型の謎解き脱出ゲームが今年の重要なトレンド」という審査員長のお言葉でして、これは一見KdJの「Exit」を指しているようにも見えますが、同時に「マジックメイズ」にも同じことが言えるのではないか(まあ、「マジックメイズ」は謎解きではありませんが課題解決の協力ゲームではあります)という感もあり、やはり「マジックメイズ」も怪しい…… という線も捨てきれません。
 しかし、この審査員長のお言葉、例年は受賞作の補助線として大いに機能していたんですが、去年やたら長口舌だったナラティブ系レガシーゲームが蓋を開けてみたら受賞をことごとく逃したという事例もありまして、果たしてこれは罠なのか真実なのか、なんとも判断しがたい部分があります。悩ましい!


 もう十分書いてきたような気もするんですが、次いでKdJについても見解を記しておこうかと思います。
 「脱出:ザ・ゲーム」はちょっと表記が面倒くさいのと「ザ・ゲーム」との混同があるのと宗教上の理由から以後「Exit」と呼ばせて頂きたいのですが、まあ、今年を代表するトレンドであるところの脱出ゲーム枠ということになります。脱出ゲームと言えば今年のフランスゲーム大賞でも「アンロック」が受賞しておりまして、果たしてKdJに脱出ゲームが来るのか来ないのかは予想において重要な分水嶺でございました。まあ、テンデイズTVに出演した全員、この二択を外した感じです。
 脱出ゲームについては前述の「アンロック」、ノリスの「Escape Room: The Game」が評判としてはよさげな感じで、「Exit」はそれと比べるとどうかなという部分もあったんですが、まあ、代表的な一つということなんでしょうかね。ぼく自身脱出ゲームには興味のないクチなのでこの辺の価値判断はさっぱりできないんですが。
 デザイナーはSdJ常連のブラント夫妻。これでKdJ受賞となると2011年の「村の人生」以来となるのでしょうかね。多作ぶりと作風の幅の広さは舌を巻きます。まあ、この夫妻の作るゲームであれば十分な品質は備えているのかなーという推測も効きます。一方で垢抜けなさも感じますが、それがSdJではいい方に働いている、よく言えば商業性と芸術性のバランスの取り方が上手い方なんではないでしょうか。
 パブリッシャーはコスモス。コスモスのKdJ絡みとなると「アンドールの伝説」での実績もあります。まあ、流通面での不安もなく、トレンドの先端にもある、有力候補と言って差し支えがない作品と言っていいのではないでしょうか。

 続いて「Raiders of the North Sea」ですが、これはちょっと面白いキックスターター発のニュージーランド産ゲーム。初出は2015年らしいんですが、ドイツ市場に出回ったのが今シーズンということになるのでしょう。これを事前に予想できた人はまずいなかったのではないかと思いますし、これは久々にSdJ審査委員会の面白い仕事ではないかと思います。この意外感は「ザ・ゲーム」以来かなー。
 まあ、「ザ・ゲーム」が受賞を逃したように、新味はあるけど多数の同意は得られないタイプのゲームではないかと思われますし、何よりも流通がかなりアレ(ドイツ語版版元のSchwerkraft-Verlagは後述の「テラフォーミングマーズ」のドイツ語版版元でもあります)なので受賞の目は薄いでしょう。が、日本に入ってくれば注目度も高く、遊ぶ意欲の高いゲームではないかと思います。
 日本のメーカーとしてはどこもノーマークだったと思いますので、どこか手をつけるにしてもこれからということになりそうですが(そういう意味で「マジックメイズ」を出したヘムズユニバーサルは凄いですよ)、まあ、最近のSdJ/KdJノミネート作の日本語版が出る率はかなり高いですから、これも近いうちに遊べる環境が整うのではないでしょうか。だったらいいな。「ブルームサービス」は結局日本語版出なさそうですけどね。
 ちなみに版元のGarphill Gamesですが、ここのゲーム、マジで日本のどこも今まで取り扱いがないので、どこが手を付けるかとかさっぱり読めないですね…… いやー、面白いなー。

 そして最後の「テラフォーミングマーズ」。ちょっとビックリでしたけどインパクトは「Raiders of the North Sea」の方があった感。
 とは言え、これまでのパターンからして「テラフォーミングマーズ」「グレートウェスタントレイル」「オーディンの祝祭」辺りは絡んでくるとしても推薦リスト止まりであろうとぼくは思っていました。多くの方もそう思っていたのではないでしょうか。
 しかし同様の悲観論をピュアさで有名なBGGのギークも呟いていたので、「あ、これは今年は潮目が変わるかも」という気配もありまして、実際蓋を開けてみたらこうなった……という。まあ、本当に受賞させるつもりがあるのかと言えばそんなもん欠片もないでしょと言い切れてしまうんですが(だったらこれまで受賞できたゲームは山ほどあるよなー)、一応こうしたヘビーゲームにも目を向けているよという審査委員会側のアリバイ工作を一応評価するべきだとは思うのです。
 まあ、去年の「パンデミックレガシー」の件を見る限り、なんだかんだで本賞は保守的なところに落ち着くのがKdJでもあるので賑やかしの面は拭えないですし、普通に3,4時間かかるゲームはなーという話でもありますし、流通がマジで弱いんだよなーという話もありますし、受賞の目がこれほど見えないゲームも珍しいと言えば珍しいです。
 とは言えドイツ人、意外にもこの手の直接攻撃の入るテキストありカードゲームが結構好きだったりもして、ちょっと懐かしいところでは2013年に「ブルージュ」がノミネートに入ってたりもするんですよね。あの年のフェルトは多作で他に幾らでもあったんですけども。まあ、「ブルージュ」や2015年の「エリジウム」も受賞を逃してはいるのでこの手のゲームはやはりエキスパート賞としてはレンジを外れるという基本線自体は同じなんだとは思います。

 と言う辺りを考えると、やっぱり「Exit」なんじゃないのー、という面白くもなんともない結論に至ってしまうワケなんですが、そうなると西の某御大がガハハハハと高笑いを上げる様子が目に浮かぶようで、なんというかそれもちょっとイラッ☆とするところがあるワケです。
 しかしまー、他の2作の受賞の目はホント薄いんだよなー。なんとかいいところを見つけてみようと思ったんですが、スミマセン、無理です。不利すぎます。
 これがまだ「グレートウェスタントレイル」ならワンチャンあったかもしれないけどプフィスターに3年連続KdJやるのもそれはそれでどうなんだよって話でもあるので死んだ子の年を数えるのはやめようと思います。
 なんにしてもなー、ノミネートの段階では面白いんだけど、結末を考えると興ざめってのがなー、なんかなー、みたいな感じです。難しいもんですね。はーあ、来年のSdJ予想に期待をかけることにしましょう。


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[ 2017年05月23日 22:23 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

蒼猫の巣ゲームオブザイヤー2016 発表!

 2016年のベストゲームはなんだ~! 先月1月21日にニコニコ生放送にてお送りしました蒼猫の巣ゲームオブザイヤー2016。選者は過去最高の51人と膨れ上がり、放送時間も比例して6時間をオーバーしました。今回の記事では投票された蒼猫の巣の面々のベスト3を振り返ります。



 過去4回(2012年はアーカイブなし)に続く2016年のゲームオブザイヤーの栄冠は果たしてどのゲームの頭上に輝くのでしょうか?

なお、今回投票して頂いた各人の動画をまとめてくださった方がいたので、以下にリンクを貼ります。この人趣味が合うなー、という方の動画を見てみると、さらにアワードが楽しめるかもしれません。
http://www.nicovideo.jp/mylist/58094780
[ 2017年02月06日 21:15 ] ゲーム賞 | TB(0) | CM(0)

蒼猫の巣ゲームオブザイヤー2016開催のお知らせ

 今年も開催します! 2016年のゲームオブザイヤーはなんだ!?
 沢山の名作、珍作の出揃った2016年を、動画を作るボードゲーム好き、蒼猫の巣のメンバーが振り返ります。



 どうも、蒼猫の巣ゲームオブザイヤーの主催の一人、円卓Pです。
 2017年1月21日(土)夜8時から、蒼猫の巣ゲームオブザイヤー2016をニコニコ動画蒼猫の巣チャンネルにて生放送でお送りします。「2016年に初めて遊んだゲームのベスト3(発売年問わず)」を総勢○○名がピックアップ。どこのアワードにも見られないユニークかつカオスなラインナップをお送りします。

 なお、↑の告知画像を見て気づいた方もいるかもしれませんが、今回も蒼猫の巣ゲームオブザイヤーは東京三鷹のボードゲームショップ、テンデイズゲームズさんの提供を頂いて放送します。番組をご覧頂く皆様への豪華なお年玉を用意して頂いたのでぜひぜひご笑覧頂ければ幸いです。

 ネット上コミュニティ「蒼猫の巣」の選ぶゲームオブザイヤーという体ではありますが、参加者全員で一つのプレイグループやゲーム会を形成、運営しているわけではなく、所在もバラバラ、好みもバラバラ、経験もバラバラ、遊ぶゲームもバラバラであります。なので挙げられるゲームも統一感なんて言葉はブン投げていますし、アワードとして明確に押し出すメッセージ性なんてものは微塵もございません。格式もありません。
 なのでご覧になられる皆様には「蒼猫の巣が選ぶ2016年最高のゲームはなんだ!?」という感じでモニタに食いつくより、「あ、こんなゲームあったよね」「こんなゲームがあるんだ!?」「この人わかってるな~」「このゲーム、地味だけど好きな人がいてくれて嬉しい」みたいな、選者のベスト3から溢れ出す趣きを感じ取って頂ければより楽しめるのではないかなと思います。
 心に引っかかっていたけど買い忘れていたゲームをこの機会に思い出して頂いて、その際にはちょっと一手間テンデイズゲームズさんで検索して頂いてご購入までして頂けると、スポンサー様への面目が立ちますのでなおありがたいです(ダイレクトマーケティング)

 ちなみに去年の結果はこちら
[ 2017年01月02日 22:54 ] ボードゲーム動画 | TB(0) | CM(0)

ここ7年のスカウトアクションを纏めてみる

 7年という微妙な区切りなのは去年のアップデートというだけであまり深い意味はない(去年のコピペ)。とは言え、なんか毎年続けているとそれなりに意味があるように思えてくるから不思議だ。でまあ、早速一覧を見てみよう。

1.54 キーフラワー(2012/1位)
1.6 オーディンの祝祭(2016/1位)
1.6 ファーストクラス(2016/1位)
1.6 グレートウェスタントレイル(2016/1位)

1.64 テラミスティカ(2012/2位)
1.71 トゥルネー(2011/1位)
1.73 ロシア鉄道(2013/1位)
1.8 レイルロードレボリューション(2016/4位)
1.84 コンコルディア(2013/2位)
1.87 世界の七不思議(2010/1位)
1.87 アクアスフィア(2014/1位)
1.89 トラヤヌス(2011/2位)
1.9 ラ・グランハ(2015/1位)
1.9 テラフォーミングマーズ(2016/5位)
1.9 ロールフォーザギャラクシー(2016/5位)
1.9 サイズ:大鎌戦役(2016/5位)

1.91 グラスロード(2013/3位)
1.93 オルレアン(2014/2位)
1.94 ギンコポリス(2012/3位)
1.96 イル・ヴェッキオ(2012/4位)
1.96 春秋戦国(2014/3位)
1.98 トロワ(2010/2位)
1.98 アルケミスト(2014/4位)
2.0 モンバサ(2015/2位)
2.0 ニッポン(2015/2位)
2.0 シニョーリエ(2015/2位)
2.0 ウルムの黄金時代(2016/8位)
2.02 デウス(2014/5位)
2.04 ナビゲーター(2010/3位)
2.05 エイジオブインダストリー(2010/4位)
2.07 ホームステッダーズ(2012/5位)
2.1 世界の七不思議:対決(2015/5位)
2.1 カウンシル・オブ・ザ・フォー(2015/5位)
2.1 グランドオーストリアホテル(2015/5位)
2.1 コテージガーデン(2016/9位)
2.1 コードネーム:ピクチャーズ(2016/9位)

2.11 オリンパス(2010/5位)
2.12 ニュルンベルクへの始発列車(2010/6位)
2.12 ブリュッセル1893(2013/4位)
2.13 キーウェスト(2010/7位)
2.13 花火(2012/6位)
2.13 ツォルキン(2012/7位)
2.13 カシュガル(2013/5位)
2.15 ロココの仕立屋(2013/6位)
2.16 ムラーノ(2014/6位)
2.17 ディ・シュタウファー(2014/7位)
2.18 ヴィニョス(2010/8位)
2.20 ローマに栄光あれ(2011/3位)
2.2 コードネーム(2015/8位)
2.2 スカイアイランド(2015/8位)
2.2 ミステリウム(2015/8位)
2.2 シェイクスピア(2015/8位)
2.2 ファーベルザフト(2016/11位)
2.2 キングドミノ(2016/11位)
2.2 ヴィアネビュラ(2016/11位)

2.21 スパイリウム(2013/7位)
2.22 電力会社:原始の火花(2011/4位)
2.22 マデイラ(2013/8位)
2.23 フロレンザ(2010/9位)
2.24 ラブレター(2013/9位)
2.24 パッチワーク(2014/8位)
2.26 1655年:教皇がおられます(2010/10位)
2.26 アンドールの伝説(2012/8位)
2.28 ハワイ(2011/5位)
2.30 ウゴ(2013/10位)
2.3 ディスカバリーズ(2015/12位)
2.3 私の村の人生(2015/12位)
2.3 デルフォイの神託(2016/14位)
2.31 ヘルベチア(2011/6位)
2.32 カッラーラ(2012/9位)
2.33 ゆらゆら海賊船(2012/10位)
2.35 アメリゴ(2013/11位)
2.36 祈り、働け(2011/7位)
2.37 スノードニア(2012/11位)
2.39 ビースティバー(2014/9位)
2.40 炭鉱賛歌(2014/12位)
2.4 セレスティア(2015/14位)
2.41 ラクラク大統領になる方法(2012/12位)
2.42 ラパ・ヌイ(2011/8位)
2.44 アビス(2014/10位)
2.44 雲南(2013/13位)
2.47 エミネントドメイン(2012/13位)
2.48 ギルドマスター(2013/14位)
2.48 ノーティカス(2013/15位)
2.49 サンチアゴ・デ・キューバ(2011/9位)
2.49 コルトエキスプレス(2014/11位)
2.50 ファイブトライブス(2014/12位)
2.51 コニーアイランド(2011/10位)
2.56 海賊と商人(2011/11位)
2.61 サンスーシ(2013年/16位)
2.63 十二季節の魔法使い(2012/14位)
2.66 キングオブトーキョー(2011/12位)
2.75 ダンジョンファイター(2011/13位)
2.75 タシュ・カラール(2013/17位)
2.78 イノベーション(2011/14位)
2.78 おかしな遺言(2011/15位)
2.82 サンマロ(2012/15位)
2.86 フォルトゥナ(2012/16位)
2.92 秦(2012/16位)
2.98 マイルストーン(2012/17位)

 去年からスカウトアクションのレーティングは小数点第1位までを表示する改正が行われたため、下位集団では同じレーティングのゲームが溢れかえっている。来年になると更に増えるだろうという予想もついてちょっとゲンナリ。
 今回は1位のゲームが同率タイで3つも並ぶというちょっと興ざめな結果ではあったんだけど、個人的にはこの措置もまあしゃーないかなという気もする。小数点2位以下の微細な数字の大小でゲームの価値の高低を断じてしまうというのもいささか乱暴な気はするし、そもそもゲームなんて個々人で好みが全く分かれるものなんだから、あんまり細かい数字に拘ってもしゃーない。まあ、こうやって数字を纏めてる人間のいうセリフではないという自覚はあるけどw
 スカウトアクションの数字はあくまで数あるゲームの中から遊ぶ優先順位を見出すための指標として用いるくらいの気構えでよくて、ゲームの評価そのものは遊んだ自分が下せばいいんではないかな。まあ、ぼくはキーフラワーよりテラミスティカの方が好きですよってことです。

 さておいて、ゲーム自体に話題を移すと、今年の新作は豊作と言っていい出来栄えではないか? という期待がまずは募る。レーティング1.6台以上のゲームは過去7年を見回してもキーフラワーとテラミスティカしかないという事実を鑑みても、今年のトップ層の評価は凄まじい。「1位のゲームが3つもあるなんておかしいだろ!」という話は頷けるところはあるんだけど、「普通の年ならレーティング1.6台なんて叩き出せばそれで決まりなんだよ!」という話でもある。馬券としては憤慨モノだけどレースとしてはハイレベルの接戦で面白かった、という感じだろうか。
 今年のスカウトアクションは開始早々にテラフォーミングマーズが1位に躍り出て「あ、これひょっとしたら不作の年かもしれんぞ!?」と正直肝を冷やしたぐらいなので、結果だけ見てみれば万々歳。面白いゲームがたくさん遊べるならそれが一番だからね。去年は散々「ラグランハが1位とかマジかよー!」と叫んだ身なので今年は素晴らしく期待の持てる結果だなあ、という評価です。まあ、本当の始まりはこれからなんですけども。
 割と事前の注目度の薄かったファーストクラスが最後までトップを争ったのもレースとしては面白かったし、プフィスター+エッガートのモンバサコンピの新作、グレートウェスタントレイルがモンバサを悠々と上回るスコアを叩き出したのも驚きだ。グレートウェスタントレイルに関してはモンバサの評価から事前の注目度の高さは相当なものだと予想されたけども、その高まったハードルを難なく乗り越えた形なので、これはかなり期待が持てるんじゃなかろうか。オーディンの祝祭に関してはローゼンベルクの久々の本気を堪能できるというだけでもう言うことがない。恐らくはこれまでのローゼンベルク諸作を越えるトゥーマッチに過ぎるゲームなのだろうけども、物量に圧倒されて虚脱する体験をこそ楽しみたいというマゾい気持ちでいる。
 4位のレイルロードレボリューションはホワッツユアゲームの定位置。個人的にはホワッツユアゲームの作品が首位に来るような年はよっぽどヤバい年だとしか思えないので、この位置でいいですw
 5位には同率でアメリカ臭漂うゲームが出揃ったのも興味深い。スカウトアクションを賑わせたテラフォーミングマーズ、BGGでは既に好評を博しているサイズ:大鎌戦役、日本でも既に遊ばれているロールフォーザギャラクシー。こうしたゲームがスカウトアクションの上位に食い込むのはこれまであまり見られなかった流れではあるけども、マルチゲームだったりテキスト過多なゲームだったりはドイツでの主流ではないにせよ、持ち込まれればそりゃ遊ぶには遊ぶよという雰囲気は窺える。今年のKdJの推薦リストにブラッドレイジが入ったのもそうした流れなんじゃないだろうか。日本ではGTOは作られないけど、日本語版が出れば遊ぶよ、みたいな。まあ、デジタルゲームに関しては製作規模云々という話はあるんだけど。とまれ、こうした潮流は今後も拡大するのではないかな。

 ちなみに去年の記事では「エッセンももう頭打ちなんじゃねえの」みたいなことを書いたんだけど、今年の入場者数は1万2000人増の17万4000人に膨らんだとのことで、これに関してはスンマセンでしたという気持ちが若干あるw まあ、右肩上がりなのはいいことですね。

 エッセン新作の国内での取扱いに関しては既にホビージャパンからアナウンスが始まっていて、スカウトアクションの上位作についても近いうちに流通が始まるんじゃないかなというところ。この辺の流通事情については近年ホントにスピード感が高まったのでとてもありがたい。

 さて、エッセンも終わったので、ぼくの興味は半年先のSdJに移っていく。スカウトアクションとSdJの相関性は実はあんまりなくて、今年SdJを受賞したコードネームはむしろ例外的なゲームなんだけど、それでもスカウトアクションにランクインしたゲームがSdJ戦線での有力馬になりうるという見方はそれほど外れてはいないだろう。
 SdJにコードネーム:ピクチャーズが! というのは興ざめにも程があるのでw 消去法としてはキングドミノが浮かびそう。カタラが初のSdJ受賞…… あるんですかねえw あと、ヴィアネビュラはワンチャンありそうだけどこれはスペースカウボーイズだしなあw
 KdJについては上位のゲームはどれもトゥーマッチでお呼びではない。ファーストクラスはやや軽めとも言えるけど、カードゲームって部分も考えるとちと苦しいかも。KdJはややもっさいゲームが選ばれるきらいがあるし。となると有力なのは……ウルムになるのかw ロールフォーザギャラクシーがKdJってのもなんだしね。コテージガーデンはスペック的には悪くないんだけどメーカーがシュピールヴィーゼってとこで考慮外でしょう。ま、KdJはどちらかと言えば春のプフェファークーヘルの影響が強いからそっち待ちかな。
 どちらかと言えば予想が楽しいのはDSPかもね。今年は混戦だぞー。いやいや、楽しみな一年が始まりましたね。
[ 2016年10月18日 20:57 ] ゲーム賞 | TB(0) | CM(0)

2010年以降のBGGランキング100位内のゲームを書き出してみる

 2015年製のゲームのBGGランクイン速度がちょっと異常なんでは…… と呟いてみて調べてみたら結構面白かったので2010年からの6年分を纏めてみた。こういう調査を定期的、定量的に重ねると大変意義深い事業になるようにも思うんだけど、ぼくの場合、思いついた時にやるだけなので、そういう学術的な蓄積は期待できないw あと、基本的にぼく視点でのアングルというか主観的な物語を挟むので書かれている分析はウカツに信じないようにと注記しておくw
 単純に2015年に面白いゲームがいっぱい出たね、というよりは、ランクインの速度がちょっと桁外れなんじゃないの、という方に重きを置いていて「いつものBGGならこういう顔ぶれになるよね」という意味で2014年以前のランクイン作品を並べている。いかにもギークらしいなと感じるのがブラッドレイジだけで、他のギーク臭プンプンなゲームはまだ途上という辺りから2015年の特殊性であったり、あるいは近年のユーザーの増加を感じ取れるのではないかという話。

2015年 8作品
1位 パンデミックレガシー シーズン1
4位 スルージエイジス新版
12位 世界の七不思議対決
17位 コードネーム
21位 ブラッドレイジ
28位 タイムストーリーズ
38位 マルコポーロの旅路
77位 フードチェーンマグネイト

 今最も熱い2015年製ゲーム。注目したいのは上位3作品がどれも続編IPだということ。(スルージエイジス新版は純然たる新版なのでスピンオフ的なパンデミックレガシーや七不思議対決とは若干性格が異なるけども)一昔前まではこうした既存IPの再活用はお世辞にも成功しているとは言いがたかったんだけど(ティカル2とかカルカソンヌ2とか)、近年のパンデミックスピンオフ作品の流行はスピンオフが商売になるほど市場が広がってきたのかなとも感じる。
 つまりユーザーの増大とソフトの増加の混和で、新規ユーザーがゴマンと溢れるソフトを選別するのが困難となり、既存IPの名前を冠したソフトがリーチしやすくなってるんではないかという筋道。
 勿論、パンデミックレガシーも七不思議対決もゲームとして抜群の面白さを備えているからこそBGGの上位にランクインするワケで商業性と面白さは切り分けて考えるべきなんだけど、商業的に成功したからこそ加速度的な票数が得られたという側面もあるので「発売して間もない新作があっという間にBGGランクの上位に」という現象の要因の一つではあると思う。
 ちなみに去年のエッセンスカウトアクションにランクインしたモンバサ、ニッポン、シニョーリエ辺りはまだまだランク100位外を進行中。BGGランキングは本来これぐらいのスピード感が正しいので、もう少し待てば2015年製のゲームのランクインはさらに増えるんじゃないかな。ただ、モンバサ以外はあまり伸び代はなさそう。
 ギーク的にはフォービドゥンスターズ、スターウォーズ:アルマダ、クトゥルフウォーズ辺りがまだまだ伸び代がありそう。こういうゲームが出てくると「ああ、BGGっぽいね」という光景になるかな(それだけ今ランクインしているゲームの得票速度が凄まじいということでもあり)。
 SdJ関連も含めてまだまだユーザーに見出されていないゲームは多いはず。2015年は近年稀に見る当たり年だったのかもしれない。

2014年 16作品
11位 スターウォーズ 帝国の逆襲
23位 デッドオブウィンター
36位 ロールフォーザギャラクシー
40位 パッチワーク
41位 ファイブトライブス
44位 オルレアン
46位 ノイシュヴァンシュタイン城
57位 アルケミスト
59位 レジェンダリーエンカウンターズ
62位 アルルの丘
66位 スターレルム
74位 アルカディアクエスト
81位 宝石の煌めき
87位 インペリアルセトラーズ
89位 ラグランハ
93位 イスタンブール

 ギークの好みと世界的な好みとが交じるとこんな感じになるという好例。SF、ゾンビ、フィギュアが強い2014年はギークの面目躍如の年だ。
 パッチワーク、アルルの丘、スターレルムと言った2人用ゲームが多くランクインしているのも面白い。世界的に2人用ゲームを遊ぶ波が来ているのかも?(と言っても例えばTCGは基本2人用なのでアナログゲーム市場全体では2人用ゲームが主流、という言い方もできる)
 2014年はユーロゲーが弱く、特にエッセン発信のゲームが存在感を示せなかった年でもあって、ユーロゲーの評価は若干弱め。ファイブトライブスはゴールデンギーク賞を受賞するなどしてギーク的には高評価。日本との嗜好の違いが見て取れる。ギークは複雑なアブストラクト風味のゲームも好きだ(ローゼンベルクの諸作を見よ)。ラグランハの人気が本格化したのは2015年に入ってから。
 基本的に新作は評価が高くなるものなので、時間が経過するとマンネリを覚えたり同タイプの新鮮なゲームが出てきて評価が落ち着いていく。なので2014年のゲームが最終的にどのように評価されるかはまだまだ時間をかけてみないとわからない。

2013年 7作品
5位 カヴェルナ
30位 エルドリッチホラー
43位 コンコルディア
50位 ロシア鉄道
58位 ネイションズ
75位 ヴィティカルチャー
91位 ルイスクラーク

 グッと作品数の絞られた2013年。不作だったかと言えばそうでもなくて、ユーロゲーム的には粒が揃っている。要はギークが好きなゲームが少ないというだけの話かもね。ギークの好みは刹那的というか、ランキングをあっと賑わせてスッと消えていくゲームも少なくない。
 ヴィティカルチャーもそうなんだけど、100位ランク外ではユーフォリアやフランシス・ドレイクなどキックのゲームが注目を浴びた年。キック発のゲームはギーク受けはいいんだけど、市場に出回る母数自体は限られるので長期的には沈む傾向があるのかも。
 ぼくの覚えている限りコンコルディアは長い時間をかけてじわじわと評価を上げつつあるゲームで、少なくともKdJノミネート前は2013年のゲームの中でもそれほど評価は高くない方だった。これは間断なく拡張商品を出し続けたことが影響しているのではないかと思う。拡張が続くタイプのゲームは本体の評価が上乗せされる傾向がある。
 まあ、面白いから拡張が出るのであって、この辺は鶏が先か卵が先かという話にもなりかねないんだけど、人気が出る正のループを描けているか、という話はありそう。

2012年 13作品
3位 テラミスティカ
13位 ウォーオブザリング2版
14位 アンドロイド・ネットランナー
18位 ロビンソン・クルーソー呪われた島
22位 ツォルキン
24位 キーフラワー
35位 スターウォーズミニチュアゲーム
37位 ロードオブウォーターディープ
47位 レジスタンスアヴァロン
54位 ディセント2版
64位 シティビルダー
66位 メイジウォーアリーナ
67位 ケメト

 近年最高の当たり年(と勝手にぼくが思っている)2012年からは13作品がランクイン。エッセン発のテラミスティカ、ツォルキン、キーフラワーに好みのもう一つを加えてエッセン四天王と呼び習わす遊びが流行った。マーメス? ギンコポリス? カッラーラ? お好きなものをどうぞ。
 今から振り返るとエッセン発のゲームがとびきり輝いていた稀有な年だったんだけど、4年経った今では残っているユーロゲーは少なくて明暗がはっきり分かれた年だったと言える。まあ、人間は古き良き時代をよりよく覚えているものだけど。結果的にはギーク的色彩の強いゲームのランクインが多い。
 ウォーオブザリングやネットランナー、ディセントは純然たる新作とは言いづらいので若干水増し感はあるんだけども、ドミニオン以降のプレイヤーの人口増を窺わせる。
 ちなみに今では100位ランク外となってしまったが、ラブレターやクーといったフィラーが界隈を賑わせたのもこの年の特徴。ラブレターは最盛期で確か70位くらいまで伸びたと思う。

2011年 9作品
9位 ブルゴーニュ
10位 メイジナイト
15位 エクリプス
49位 トラヤヌス
53位 ゲームオブスローンズ2版
60位 祈り、働け
82位 ロード・オブ・ザ・リングカードゲーム
85位 サマナーウォーズ
88位 村の人生

 村の人生がKdJ&DSPの2冠を獲得したことでユーロのフラグシップに些か不安が募った2011年。その不安がアメゲーとユーロの昇華を予感させる新世代のゲーム、エクリプスへの期待に過剰に転化したという印象がある。
 エクリプスは当時「トワイライトストラグルの牙城を崩すかも!」と期待を抱かせたゲームではあったのだけど、現在では15位に留まる。これはエクリプス自体の限界が露呈したというよりは、エクリプス以降のゲームの進化が著しかった、エクリプスをベースとして新世代のゲームの発展速度が激化したという面も大きかったのではないかと思う。
 9位のブルゴーニュはフェルトの代表的なゲームの一つではあるけども、KdJは推薦リスト止まり、DSPでは世界の七不思議にかち合うなど不運が続いたゲームでもある。数あるフェルトゲーの中でなぜこれ? という疑問には、すなわちギークのダイスゲー大好き属性が見て取れる。
 同じフェルトのトラヤヌスがランクインしている年と考えればフェルトの黄金期の一つと評することもできるだろう。でまあ、フェルトというデザイナーは幾つも黄金期を持っていて、また今後も新たな黄金期を生み出しそうなデザイナーだったりもするのだ。

2010年 4作品
25位 世界の七不思議
28位 ドミナントスピーシーズ
55位 トロワ
94位 ルーンウォーズ

 2010年はちょっと寂しい4作品。まあ、この辺は熱しやすく冷めやすいギークの性向もあるし、2010年以降も新しいユーザーが続々増えているという証左でもある。
 実際のところこの時期の話題の中心は「ドミニオン(2008)の新しい拡張」だったのではないかなあ。ドミニオンフォロワーにリソースが注がれて結果残らなかった年という言い方もできるかもしれない。
 デッキ構築がユーロ的に解釈されるのは2013年を待たなければならないけども、アグリコラ以降のワーカープレイスメントの爛熟期がこの近辺。今からすると粗さを感じさせるところもあるけども、これから何が飛び出てくるのか、新時代の予感を期待させてくれる時期だったような。
 DSPを獲ったのがフレスコだったりもして、やっぱりゲーム好きからすると濃さが物足りない年でもあるけども、2010年前後はユーロとアメゲーが最接近してカオスに満ち満ちた年代だったのだと思う。
[ 2016年05月30日 21:05 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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